でんさいはどうしたらいい？
でんさいとは電子記録債権のことになりますがここで勘違いしてしまいがちなのが手形や売掛債権を電子化したものだと思ってしまう点でう。
実際には電子記録債権は新たな金銭債権となり、電子債権記録帰艦の記録原簿に電子記録することで効力が発生することになるというものとなります。
でんさいを利用することでこれまでの手形などの使用よりも便利で安全な取引を行うことができるということになります。
でんさいはベーパーレスとなりますから紛失などの心配もなく安心ですが気になるのは入金はどうなるのだろうという点でしょう。
基本としてはでんさいは支払い期日になると自動的に入金されることになりますからこれまでの手形のような取立手続きといったことを行う必要がありません。
でんさいネットで分割譲渡
でんさいネットを利用することでこれまでの手形とは違った便利な点はいくつもありますがその中のひとつが分割譲渡でしょう。
でんさいは、でんさいネットの記録簿で譲渡記録することで譲渡を行うことができるのですが、さらに譲渡は債権金額を分割して譲渡することもできますから必要に応じた譲渡を行うことができます。
もちろん手形割引のように支払い期日よりも前にでんさいを使用することもできます。
手形であれば支払い期日よりも前に資金が必要になった場合などには割引手形として手形を利用して資金繰りを行うということがよくあります。
でんさいでは、でんさい割引となり、三井住友銀行にでんさいを譲渡することで債権金額を支払い期日より前に利用することができるようになります。
でんさい割引で必要な分だけ
でんさい割引を利用すれば支払い期日前にも債権金額を利用することができるようになりますが、手形と違った利点としては、分割で行うことができるという点でしょう。
必要な額だけをでんさい割引にすることができるので手形割引のように全額を処理する必要がなくその時に必要な分だけを行うことができるのでムダのない資金繰りを行うことができるでしょう。
そのため本当に必要な分だけの割引料を支払うということになりますから事業者にとって助かるシステムでしょう。